一戸建ての修繕費、いくら用意すべき? 修繕費を抑えるコツは?

マンション暮らしでは賃貸・購入にかかわらず、毎月支払わなければならないのが、管理費。これには将来的な修繕の積立金も含まれています。

一方、一戸建てならこうした毎月の管理費は不要……と考えるのは、早合点。

一戸建ての自宅でも必ずメンテナンスは必要になり、マンション暮らしの修繕積立金に相当する費用を貯めておくに越したことはありません。


ただ修繕費用はどのくらいかかるのか、本当に貯めておいたほうがよいものか?

今回は、一戸建ての修繕費や、安く抑えるコツなどをご紹介します。




■戸建ての修繕費用の相場は?



少し前のデータになりますが、2016年に行ったリサーチによると、1戸建ての修繕費用は平均556万円、平均築年数は35.8年とのことです。


修繕箇所としてもっとも多かったのは「屋根」、2番目が「外壁」と、雨や紫外線によるダメージを受ける家の外観部分でした。

ちなみに3番目は「キッチン」、4番目は「風呂」と水回りが続きます。

「外壁」を1位としている調査結果もあり、いずれにせよ、外壁の重要性がうかがえます。




■外壁の修繕は避けて通れない! 少しでも安くするには?



外壁は住宅のなかでももっとも劣化が早い箇所で、一般的には10年が修繕の目安と言われています。

もちろん敷地や気候条件、外壁の種類やメンテナンス前の塗装の状態によっては10年よりも早く修繕が必要になるケースも。


修繕費用は外壁の材料や塗料、塗装面積などにもよりますが、平均約135万円。ちなみに屋根もほぼ同じくらいの費用がかかるというデータが出ています。


修繕費用を抑えるコツは、深刻なダメージを受ける前に修繕をすませておくこと。工事が大掛かりになると、当然、それだけ作業手間や材料費も増えて費用がかさんでしまいます。


外壁はひび割れやチョーキング(https://garden-ex.jp/blog/paint/135966)、色あせやカビなど、修繕に必要なサインが目に見えてわかるので、この時点で放置せずに、地元の外壁塗装業者に依頼しましょう。


ほうっておくと建物内部に雨水が浸透して、雨漏りの原因となったり、建物を支える構造材を腐朽させるなど、家そのものの大規模リフォームが必要、という事態を招きかねません。


もう一つのコツは、以前のブログでもご紹介したように(https://garden-ex.jp/blog/paint/118541)、屋根の修繕も外壁と同じタイミングで行うこと。屋根や外壁を修繕するためには、必ず足場組みと養生が必要になり、平均的な1戸建てで20〜30万円程度かかります。屋根と外壁の修繕を別々のタイミングで行うと、都度、30万かかりますが、まとめて行えば費用を削減できます。




■修繕のための積み立てはしたほうがいい?



結論から言うと、修繕のための積み立てはしておくのがおすすめ。

最近の家づくりではローンの借入額や返済可能額を決める際、「ライフプラン」という、人生においてお金の支出が必要になるイベントを見越したシミュレーションを行います。


ライフプランのイベントとしては、出産、育休、教育費の支出、車の買い替え、住宅購入などが挙げられますが、プロのファイナンシャル・プランナーは一連のイベントに「修繕(リフォーム)」を加えて算出します。


外壁や屋根の修繕は確実に必要になるものですし、最近は大雨や台風被害も激しくなっているので、いざという時にお金が足りない……と慌てるのではなく、コツコツ貯めておくのが正解。


屋根と外壁あわせて10年後に合計およそ270万円が必要となると仮定して、1年間に27万円、月換算で2万円強を貯蓄しておくと安心です。




■屋根・外壁の修繕なら足利市のオオヤマにお任せください


今回、ご紹介した金額はあくまで全国平均なので、どのくらい修繕費用がかかるかはケース・バイ・ケース。


足利市のオオヤマは、地域密着で塗装工事を承っております。住まいの修繕をお考えの際は、是非お声がけください。地元の気候条件を知り尽くしているため、的確なお見積もりやていねいな工事に定評があります。

新築してから10年を迎えるので修繕したい、あるいは一度外壁や屋根の状態をチェックしておきたい、という方はお気軽にご相談ください。