外壁塗装のDIY、挑戦する前に一考を!

皆さん、こんにちは。足利市に拠点を構え、塗装工事を手がける株式会社オオヤマです。

暖かくなってくると何か新しいことをやってみたい、自分で手を動かしてみたい、と考えるようになりますよね。DIYもその一つ。自らの手でコツコツと身のまわりのことを整えるのは、実に楽しいものです。


ただし外壁塗装のDIYを考えておられているのなら、ちょっとお待ちください!

外壁塗装なら気軽にDIYできると思われている方も多くいらっしゃいますが、やってみて後悔されるパターンが多く、うまくできずに家の寿命も縮めてしまったという悲しい声も。


今回は、外壁塗装のDIYを避けたほうがよい理由を、プロの眼をもって紹介します。




■外壁塗装の道具はホームセンターで手に入るけど・・・



外壁塗装の道具自体はホームセンターで一式揃えることができますが、実際やってみるとなると、かなり骨が折れるもの。


外壁塗装の流れについては以前のブログでもご紹介したよう(「外壁や屋根の塗装工事をお得に行うコツをご紹介」)、入念な下準備が必要です。



高所作業のための足場をかけるのが外壁塗装の第一歩ですが、素人の方で足場を組むのは難しく、高所作業には危険が伴います。


また塗装前にプロは高圧水発生装置で汚れを洗い落としますが、ここで汚れをしっかり落かないと次の「下塗り」に差し障りが出てしまいます。造園の世界では1人前の庭師になるために「水遣り10年」と言われますが、外壁塗装における洗浄作業も同じこと。たとえホームセンターで家庭用高圧洗浄機を購入しても、プロと同じように汚れを落とすのはなかなかに難しいものがあります。




■仕上がりを決める補修作業と下塗り



洗浄後は外壁に細かなヒビなどがないか、チェックしましょう。ヒビやキズを放置していると、そこから雨水が侵入してカビの原因となったり、ひどい場合は建物を支える構造体の腐朽を引き起こしてしまいます。

こうしたヒビやキズは、コーキング材という充填剤で埋めて補修をし、その上をサンドペーパーで磨いて平滑にします。


そしてようやく、「下塗り」に。これは外壁と仕上げ塗料の密着度を高める、もっとも大切な工程の一つです。フィギュアやプラモデルの塗装でも、仕上げの前の下塗りがうまくいかないと、出来を損ねてしまいますよね。

「下塗り」が荒かったりムラが出てしまうと、仕上げに相当する「上塗り」にも悪影響が。仕上げの塗料が剥げやすくなって、そこから外壁が傷んでしまいます。


「上塗り」は通常2回塗りをして塗膜に厚みを出すことで、外壁の保護機能や耐用年数を高めます。




■高所作業のリスクと作業手間を考えると、プロに頼むのが確実



材料費と自分の労力だけでできるのがDIYの魅力ですが、思いがけない出費を強いられるのが材料関係。ハケや家庭用高圧洗浄機は比較的安価ですみますが、外壁保護の性能を左右する塗料を含めると、約30坪の一戸建ての外壁のために、DIYでも50〜60万ほどの材料費がかかります。


これに高所作業や、下地作業がうまくいかなかった場合の塗り替えや雨漏りやなどのリスクを考えると、やはり近道は地元のプロの塗装業者に依頼するのがいちばんです。


下地作業も、補修箇所の見極めを誤ると、せっかくの塗装が意味をなしません。また専門職でないと補修しきれないヒビやキズというのもあり、家の寿命にかかわることは、やはりプロに委ねるのが安心です。



オオヤマでは地域の皆さんに安心してご依頼いただけるよう事前にしっかりとしたお打合せやご相談をさせていただいております。ご予算やご希望にあわせて柔軟に対応させていただきますので、外壁塗装リフォームをお考えの方は、お気軽にご相談ください。