アパートの家賃収入を増やすには、入居者を増やす必要があります。そのためには、アパートの外壁の色に注目することが大切です。外壁の色次第で入居率も変わるため、空室対策に向けて外壁塗装を検討する大家さんも増えています。
今回は、アパートの外壁塗装の重要性や、外壁塗装におけるメリットや注意点などを詳しく解説します。戸建てとは異なるアパートの外壁塗装のポイントについて、ぜひ参考にしてみてください。
■アパートにおしゃれな外壁塗装を施すメリット
アパートの外壁塗装により、建物の耐久性が向上するだけでなく、建物の印象にも大きく影響します。入居者がアパートを選ぶ際に、外観の美しさをチェックポイントのひとつに挙げるケースも多いため、おしゃれな外壁塗装は入居率を上げるのに重要です。
入居率の向上は、アパートの資産価値維持にも役立つため、近隣住宅との調和も考えながら外壁塗装を施すようにしましょう。
■目的別のおすすめアパート外壁色
アパートの外壁塗装の色は、目的に合わせて選ぶことが大切です。目的別にどのような色を選ぶと良いのか、おすすめの外壁色を紹介します。
<h3>汚れを目立ちにくくしたい場合</h3>
外壁に付着する汚れを目立ちにくくしたいのであれば、グレー系・ベージュ系を選ぶのがおすすめです。これらの色は、砂やホコリなどの汚れの色に近いことから、付着しても目立ちにくくなります。
汚れが目立たないというわけで、白や黒を選ぶ人も多いですが、逆に汚れが目立ってしまうためおすすめできません。白い外壁は、黒っぽい汚れが際立ちますし、反対に黒い外壁は砂やホコリなどがさらに目立ってしまいます。
近年では、防汚性や親水性に優れた外壁塗料も多数市販されています。どうしても白や黒を選びたいのであれば、塗料の機能をチェックしてみましょう。
・外観に高級感を演出したい場合
アパートの入居率は、外観の印象も大きく影響します。高級感のあるアパートは、物件を探している人にとって魅力的に見えるものです。
高級感を演出するのにおすすめの色は、ブラウン系・ブラック系・グレー系などです。外壁に原色系を用いると、ポップな印象になってしまうため、高級感は出しにくくなるでしょう。
上記でおすすめした色は、外壁全体に使うと暗くなり過ぎる場合もあります。塗装の面積を考慮しながら、見本などを使って事前にシミュレーションをしっかり行いましょう。
・劣化しにくい外壁にしたい場合
外壁は、紫外線や雨風の影響を大きく受ける箇所であり、劣化はどうしても避けられません。5年程度経過すると、少しずつ色褪せが目立つようになります。
できるだけ劣化を遅らせたい場合は、彩度がない白もしくは彩度が低い色を選びましょう。白は熱を跳ね返す働きがあり、紫外線による外壁劣化を遅らせることができます。白以外の色も、白に近くなるほど彩度が低く、劣化しにくくなります。
・おしゃれな外壁塗装にするには2色選ぼう
アパートの1階と2階・もしくは外壁ボードごとに色を分け、外壁の色を2色選ぶツートンカラーを採用すると、おしゃれな外壁塗装に仕上がります。
1階と2階で色を分ける場合は、1階の外壁に濃い色を選びましょう。色の割合は、6対4から7対3が理想です。よりおしゃれな印象にするには、同系色を使うと効果的です。
■アパートの外壁塗装における注意点とは
アパートの外壁塗装による効果を高めるため、以下の点に注意したうえでの塗装をおすすめします。
・アパートのニーズに合った色を選ぶ
アパートは、入居者のターゲットに合わせて色を選ぶことが大切です。入居率は、第一印象によって大きく変わるため、学生やファミリー層などターゲットを決めたうえで色選びをしましょう。
・使用する色の数は3つまで
「目的別のおすすめアパート外壁色」の項で、ツートンカラーがおすすめと解説しましたが、外壁に使う色の数は多くても3色までに抑えましょう。これ以上色を使うと、バランスが悪くなってしまうためです。
3色使用する場合は、ベースカラーが7・アソートカラーが2.5・アクセントカラーが0.5の割合で配置するのがおすすめです。
・シミュレーションをするのにカラーサンプルは必須
アパートの外壁色を確認する際は、必ず業者からカラーサンプルを受け取ってシミュレーションを行いましょう。外壁塗装に用いる塗料の色は製造会社ごとで若干異なるほか、塗装の施工業者ごとでも色の認識が異なる場合があります。
実際にアパートに外壁塗装したときのイメージを把握しておくと、塗装後のイメージと違ったというトラブルを回避できます。
・太陽光の下で色を確認する
カラーサンプルやシミュレーションは、室内にある蛍光灯の下で確認するだけでなく、太陽光の下でもチェックしましょう。外壁は、室内でなく屋外で太陽光に当たるため、屋外で見てみるとイメージと違うと感じる可能性があります。
屋外で見る時は、時間帯や天候などの条件を変え、複数回チェックすることが大切です。
・地域の景観ガイドラインを確認する
景観ガイドラインが設けられている地域では、アパートの外壁も対象となるため、ガイドラインに沿って色を選ばなくてはなりません。該当地域にコンビニなどのチェーン店があれば、ガイドラインに沿った色で塗装されているはずです。
ガイドラインに合う色は、自然素材(木材・土・石など)やそれらに近いアースカラーとする地域が多くなっています。アパートは、戸建てよりも頻繁に塗り直しできないため、必ずガイドラインに沿って対応するようにしましょう。
■アパートの外壁塗装を施工するタイミングはいつ?
アパートの外壁塗装は、どのタイミングで行うのが適切なのでしょうか。
・劣化症状が見つかったとき
外壁は、経年劣化が進むと、ひび割れ・チョーキング現象・塗膜の浮きや剥がれ・カビ・藻の繁殖などが見られるようになります。これらの症状を放置すると、雨漏りが発生したり、建物内部の構造まで腐食が進んだりするリスクが高まります。
外壁塗装に、劣化の症状が少しでも見られたら、放置せず早急に業者へ連絡し、点検・メンテナンス・修理などを依頼しましょう。
・塗料の耐用年数を迎えたとき
外壁塗装の塗料には、耐用年数があります。メンテナンス不要とされる塗料もありますが、全くメンテナンスしなくてもいいものではありません。
前回の塗装からどの程度期間が経過したかを確認し、耐用年数を迎えていたら再塗装の検討が必要です。定期的なメンテナンスにより、入居者が安心して生活を送ることができます。
アパートの外壁塗装の点検・メンテナンス・修理のご依頼は、栃木県足利市にある株式会社オオヤマまでお気軽にご相談ください。
株式会社オオヤマでは、外壁塗装全般のお困りごとやご相談に対して、お客様のお声に耳を傾け、最適な施工方法をご提案いたします。弊社は地域密着型をモットーとしており、お客様からご連絡をいただきましたらスピーディーに対応いたします。塗装工事のスケジュール調整も柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
弊社は、外壁工事をはじめ外構エクステリア工事に幅広く対応しております。アパートの外壁塗装についてのお問い合わせは、弊社までご一報ください。